お寿司とトマト

お寿司とトマトが好きです

鹿児島5日目

美味しい朝食後に砂むし会館へ砂むし風呂の整理券を取りに行くと、昨日から旅館の人に脅され続けていた通りに物凄い混雑で、朝9時にもなってないのに手にした整理券は423番。2時間待ちということで旅館でダラダラ時間をつぶしてからいざ砂風呂へ。砂に埋められるというかつてない状況に脳が混乱して「生き埋めってこんな気分か」なんて考えがよぎる。体のすみずみまで熱気が伝わり、ドクンドクンを体中をめぐる血流を感じる。この感覚は岩盤浴ともまた違う。しかしこのたった10分(その後の入浴施設にかかる時間は含めず)のために3時間待ちとかやばい。併設の入浴施設は砂を落とす程度で済まし、お昼ご飯に代わるたこ焼きやおやつを買ってさっさと旅館に戻る。留守中にお願いした清掃も済んだ部屋でのんびりお風呂。まさに極楽。まさに贅沢。夕ご飯は今日も美味しかった。

鹿児島4日目

鹿児島は朝から大雨。昨日の夜コンビニで買っておいた朝食を部屋で食べてチェックアウト。予約しておいた駅までの送迎バスに乗って鹿児島中央駅、そしてそこからは電車で指宿へ。指宿駅に到着すると雨は弱まっていた。事前チェックしていたお昼ご飯のお店が開いていなかったので第二候補の青葉で温たまらん丼とカツオの漬け丼、とりわさを頂く。初めてのとりわさだけでなく他の料理も美味しくてよいお店だった。駅前の足湯に入って足の疲れを取り、ホテルへ向かって歩く。チェックインした部屋は露天風呂付の離れでここ数か月膨らみ続けた期待をまっすぐに受け止めてくれる素晴らしい部屋でした(部屋に通されるや否や、やる気のあるうちにと向かった海と空が一体となると謳われる大浴場は写真詐欺ですぐ帰ってきた)。個室で頂く夕ご飯はとても美味しかったし、部屋付きのウォーターサーバーで水を大量に摂取しながら入る客室露天風呂は最高だしで大満足。

鹿児島3日目

今日は与論島から発つ日。朝食を昼食に変えてチェックアウトぎりぎりまで部屋でのんびりする。昨日は空港まで歩いてもいいかなんて言っていたけど雨風が強く、結局、昼食を食べた後に送迎バスで空港に送ってもらう。しかし鹿児島から来る飛行機が到着しなければ欠航もありえるという状況に陥り、待合室でじりじりと待つことしかできない状況に。午前中の奄美大島行きが欠航となったことを知りハラハラしたけど結局2時間程遅れて鹿児島に到着。ドーミーにチェックインして早速街に繰り出すも、予約時間を遅らせてもらった夕食には早すぎるということでむじゃきのシロクマを食べに。予想外の行列に私が負けて持ち帰り用のミニシロクマを立ち食いする。ふわふわで美味しかった。その後も夕食への時間つぶしに1時間以上街を彷徨ったことで、飛行機の遅れでできないと思っていた観光を済ませ予約していた黒福多へ。満席で行列で予約しなければ入れなかったので夫に感謝。しゃぶしゃぶととんかつを平らげホテルへ戻る。旅行後半に備えて洗濯機を回し、私は飛行機待ちの疲れからか眩暈がしたのでさっさと横になる。

鹿児島2日目

朝食ビュッフェを美味しくいただくも天気は微妙。

予報では降水確率70%なのでレンタサイクルやレンタバイクをやめて徒歩で島を回ることに。まずは与論駅へ向かい、そのまま島の外周を歩いて茶花市内に入ろうとしたところで雨が降ってくる。市内でウロウロしているうちに雨が本降りになってしまいお腹は空いてなかったものの近くにあったお店に入ってランチにする。お昼を食べながら雨をやり過ごした後は、図書館で時間を調整して島周回バスに乗る。バスに揺られながら景色を楽しむもバスは最初から最後まで貸し切り状態。一周して乗り込んだバス停に戻ったらその後はまた歩いてホテルまで帰る。着いたころには夕方で今日の予定は終わり。夕ご飯は昨日の店の隣にある郷土料理のお店で。途中で三線での島唄ライブが始まる。

鹿児島5泊6日

なにしろGW等の繁忙期の旅行は初めてなため、念を入れて予定より一本早いリムジンバスに乗り空港へ行くも荷物を預けるカウンターには長蛇の列。前日に機内持ち込みサイズのバッグに変えて旅支度をしたのは正解だった。保安検査場はわりとスムーズに進み、そのまま空港ラウンジへ。羽田の空港ラウンジはとてもきれいで、飲み物だけでなくクロワッサンも無料。というわけでここで朝食をすます。飛行機は離陸時間が少し遅れたものの順調に那覇空港へ到着。ここで与論島への乗り継ぎをする前にお昼ご飯にする予定だったけど、レストラン等はなく売店の立ち食い沖縄そばでお昼ご飯に。

与論島へ乗り継ぎする搭乗ゲートは20年前の記憶のまま。バスでプロペラ機へ向かいこちらも順調に与論島へ到着。降り立った与論空港も記憶のまま。宿泊予定のプリシアリゾートも記憶のまま。逆にすごい。ただし泊まる部屋はリニューアルされており水回り含めてとてもきれいでこれは完全に予想外。

チェックイン時に予約をしていた翌朝の百合が浜ツアーが天候の都合上、今日か明日の夕方に変更となったと説明を受け、今日の夕方にお願いする。足元が少し濡れますので……と事前に言われていたけど、船に乗りこむ時点で足首まで完全に海に入る状態となり、もういっそのことと靴を脱いで裸足に。周りはみんなビーサン系の足元で私たちだけスニーカーだった。百合が浜は砂浜は見えるも基本的に常時波に洗われる状態。記憶にある百合が浜のほうがひろーく出ていたわ……などと思いながら海に入るのも20年ぶりなので感触を楽しむ。

夕ご飯はホテル敷地内の地中海料理のお店で。日が暮れた後に部屋まで帰る道のりは真っ暗闇とはこのことという感じ。

土曜日。

ぐずついた天気と寒さで一日中家の中。先週は常設型脱出ゲームに行き、来週は同人誌マーケットに行く予定なので別に無理して出かける必要はない。朝ごはんは冷凍しておいたパン、昼ごはんは実家でもらってきたレトルトのハヤシライス、夜ごはんは夫作のトマトパスタ。レトルトってこんなに美味しいのね。

新しい仕事を始めて2か月になった。そろそろ気を抜いて凡ミスする時期なので気をつけたい。40年近く生きてるとさすがに自分の行動パターンも少しは分かってきて、調子に乗るとは違うけれど、とかくすぐに気を抜きがちなので本当に気をつけたい。今まで何度も痛い目にあってきた。

夫の体調はある一定のラインを少し上回ったり少し下回ったりしてる。そろそろ新しいクリニックに本格的に通いだすので、少しは良くなるといい。

1~5

『自分を知るための社会学入門』 岩本 茂樹

著者の実体験や文学等の具体的エピソードをもとに、社会学を分かりやすく説明する

大学のテキストとして使用されているようだけど、とても読みやすかった。知りたいという気持ちに素養が追い付かない私でも楽しく読めた。

 

『思い出トランプ』 向田 邦子

決して特別な悪人ではない、どこにでもいる人々が持つ狡さや後ろめたさを、特別ではない日常の中で描いた13編

たしかに起こりえる話、少し目を凝らせば身近にもいそうな登場人物たちであり、日常の一部をきれいに切り取った感じがするけど、そこに漂う重く沈んだ空気がすごい。

 

『泥流地帯』 三浦 綾子

上富良野の市外からさらに奥に入った部落で貧しいながらも毎日を一生懸命に生きる人々に十勝岳大噴火による泥流がおそいかかる

大噴火に至るまでの何でもない生活が思っていたよりだいぶ長く丁寧に書かれているからこそ、噴火が起きてからの絶望感が凄い。ところどころ宗教色が出ているけど作者がクリスチャンだった。

 

『償いの雪が降る』 アレン・エスケンス

30年前に少女暴行殺人で有罪となったカールに大学生のジョーが授業の課題で彼の伝記を書くことになったが、カールの話を聞くうちにジョーは事件に疑問を抱き始める

章立てが細かいのが読みやすくてよい。好きな女の子や家族の事など本筋とは別の事柄も同時に動いていて、少しまだるっこしく感じたりもするけどそれぞれの人生に絡みつく物がより彼らを魅力的にしたと思う。

 

『桃尻語訳 枕草子 上』橋本 治 

枕草子を桃尻語(90年代の若い女性の言葉遣い)で現代語訳した作品

原文の理解しにくさは桃尻語でも変わらずなのは仕方ないけれど、今となっては桃尻語も古語みたいなもので、そのノリに乗れない辛さがある。挿絵はかわいかった。