お寿司とトマト

お寿司とトマトが好きです

酷暑から真夏日にトーンダウンした頃に、夫を誘って森美術館のネイチャー・センス展へ行ってきました。
行く前は吉岡徳仁さんの「スノー」が楽しみだったのだけれど、実際見に行ったら栗林隆さんの「ヴァルト・アウス・ヴァルト(林による林)」に大はしゃぎ(といっても美術館ですから、静かにはしゃいできましたが)。
この作品は、部屋に入ると(身長161の私を基準にしまして)低いところは腰、高いところは首ぐらいの高さに、巨大な和紙のシートが床と平行に張られています。それも部屋いっぱいに。部屋に入った時点では何が何だか分かりません。理解しがたい現代アートか…なんて思ったりも。
ですが、よく見るとその和紙にはいくつか穴がぽっかりと空いていまして、なんだこれ?とその穴から顔を出すと、なんということでしょう!そこには真っ白い林が広がっていたのです!と私の説明では大変分かりづらいので、興味がある方はちょっと検索していただきたいところです。
私はプレーリードッグ、夫はニホンカモシカと各々勝手になりきりその世界に浸っていたのですが、後で説明書きを読むと「虫の視点で見てね」的なことが書いてあり二人とも「え、虫なの…?」と軽いショックを。
まあ展示物であれだけ楽しませていただいたので、カモシカだろうが虫だろうがどちらでも良いのですけれども。



今、これを書くにあたりネイチャー・センス展についてネットで調べていたところ、「スノー」同様楽しみにしていた、篠田太郎さんの「忘却の模型」を見逃したことに気づいてしまいました。
知らなかった方が良かった…、今回はなにか事情があって展示中止になったのかと思っていました。
なんで…なんで、あんな分かりにくいところに展示するの…!
もう一回行くには入場料が高いよ!