『カナカナのかわいいロシアに出会う旅』井岡 美保
・雑貨店「カナカナ」を営んでいる著者がロシアを紹介
やっぱり行ってみたいな。日本から二時間もかからないとのことで驚き。フィンランドに旅行した時に、「他のヨーロッパとは街並みが違うな」と感じいてたのですが、この本を読んで、やっぱりこっち側の影響かと納得しました
『水の継承者 ノリア』 エンミ・イタランタ
・水が貴重となったデストピア的な世界で生きる「茶人」は、その存在を隠され続けた泉の在り処を代々伝え聞く。茶人の父から引き継いだ泉と、当人も茶人である10代の主人公を巡る話
フィンランド人の作品を読むのは初めてだと思う。最初から最後までどんな場面も鉛色の空の下の絵しか思い浮かばないような息苦しさだった
『衣もろもろ』 群 ようこ
・50代になり、持っている服が突然に合わなくなってきた。
30代後半になって今私がこの状態でして手に取ってみたのですが、さすがに早すぎたというか世代の違いがあるのか、あまりしっくりきませんでした。
『D坂の殺人事件』 江戸川 乱歩
・D坂に並ぶ古本屋でいわゆる密室事件が起きる。犯行時間と思われる間、向かいの喫茶店からそのお店を眺めていた主人公と探偵明智のお話
これ、読者が推理するの難しくないかな
『人間椅子』江戸川 乱歩
・椅子になりたいという歪んだ欲望に染まった男性の話
自分書いていておいてなんだけど「椅子になりたい」というのは少し違うか
『怪人二十面相』江戸川 乱歩
・美術品を狙う稀代の大泥棒怪人二十面相と明智小五郎とその部下小林少年のお話。少年探偵団結成のお話でもある
そう言えば読んだことないなと思い青空文庫で落としてみました。子供向けだけど読みがいのあるお話。文章内に紙芝居のような「語り部」調の合いの手が入るのが面白い