『羆嵐』吉村 昭
・三毛別羆事件を小説化
ネットでは有名なかの三毛別羆事件の小説化。ドキュメンタリーなのかな。自然の前の人間の無力さとその自然と対峙する人間の強さを読む。
『パリ・サンテ刑務所―主任女医7年間の記録』 ヴェロニック ヴァスール
・パリの歴史ある刑務所で主任医師として働いていた著者の記録
ドラッグや暴力、自殺がはびこる刑務所の様子を描いている。著者も言っている通り、日誌というかあくまでその日あったメモという感じ。読み物としては最初の頃の衝撃が続かずに途中で飽きてしまう。
『殺人犯はそこにいる: 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』 |清水 潔
・某企画で話題になる前に滑り込みセーフで図書館で借りることができた。あの冤罪事件にここまで食い込んでいたとは思わなかったが、一番胸に刺さったのは、最後に書かれていた被害者の両親への見方の部分かもしれない。
『夜と霧』 ヴィクトール・E・フランクル
・最近のマイブーム「名作を読んでみよう」の流れで。なんで今まで読まなかったんだと少し後悔しました。職業柄もあるのかもしれないけれど、この著者の心の持ちよう・あり方はすごいと思うし、あの状況で人生を問いそれが絶望に変わらなかったことだけでも尊敬するしかない。
・読まなくても大丈夫かな。少なくとも「夜と霧」の新訳は難しいこともないし、そこまでかみ砕いてもらう必要がある箇所もないから。
『QED 〜flumen〜 月夜見』 高田 崇史
・もう新刊はないものと思っていたから完全に油断してました。ツイッターで知って翌日には購入。ちょっと!小松崎さん!何邪魔してんの!
『前田敦子の映画手帖』 前田 敦子
・すごく新鮮(もちろん良い意味で)。映画好きなら基本過ぎて勧めてこない作品も堂々と勧めてくれるし、感想もすごく素直。
には購入。ちょっと!小松崎さん!何邪魔してんの!
『可笑しな小屋』 ジェィン・フィールド=ルイス, 松井 貴子
・旅行先のカフェで流し読みして気に入ったので。私の好きなコルビュジエの小屋が予想通り取り上げられていたけど、もっとあらゆる角度からの写真が見たかった