お寿司とトマト

お寿司とトマトが好きです

6~11

『ホラー映画で殺されない方法』 セス・グレアム=スミス

ホラー映画の原作やプロデュースを手掛ける著者が自身の経験からテラーヴァースに入り込んでしまったときの対処法を教える

フィルムメイカーに殺されないためのハウツーがたくさん書かれているんだけど、まったく関係のない行動をして周囲を困惑させる系が面白かった。ホラー映画好きの人だともっと面白く読めるのだろうな、という本。

 

『貧乏サヴァラン』 森 茉莉

旅先の海外で知った味や父・鴎外から教わった味、小さいころに与えられたお菓子。著者の食に対する並々ならぬ熱意が伝わるエッセイ。

『美味礼讃』を著したブリア・サヴァランのように肥えた舌を持ち、幼少時から吟味された食生活だったからか、食への熱量が凄い。あと文句もすごい。

 

『死刑囚最後の日』 ヴィクトル・ユーゴー

ある死刑囚が死刑を言い渡されて執行されるまでの6週間の心境。

その死刑囚が犯した罪も、それが本当に有罪なのか判断できる材料を与えず、宣告され執行されるまでの心境を死刑囚自ら記したという形で描写されている。その材料のなさが、死刑という行為を際立たせている気がする。しかしヴィクトル・ユーゴ―なんて初めて読んだ。

 

『散歩とおやつ つれづれノート(8)』

『川のむこう つれづれノート(14)』 銀色 夏生

言わずとしれたつれづれノート

軽い本が読みたいときについ手が出ちゃう。これぐらザ・日記みたいな本って他にないのだろうか。

 

『図説 シャーロック・ホームズ』小林 司 東山 あかね 

日本を代表するシャーロキアン夫妻がヴィクトリア朝の建築物や風俗からホームズが活躍していた当時を解説

情報量としてはそこまで多くない気がするけれど、当時の街並みの写真や食生活、スコットランドヤードの成り立ちなど分かりやすく説明されている。