お寿司とトマト

お寿司とトマトが好きです

本18

63~65

『ルポ居所不明児童――消えた子どもたち』 石川 結貴 行政からも社会からも見捨てられた居所不明児童たちの存在を明らかにしていく 自力でどうにかできる状況ではないところに置かれてしまった児童の絶望を想像してしまい胸が苦しくなる。皆がもう一歩進んで…

まとめ

今年は65冊でした。昨年、一昨年は30冊前後と少なかったので今年はやっと元に戻った感じ。 それでも本を読みたい気持ちや本を読むスピードは衰えたままという感じがある。 2018年、心に残った本は古典だけど『たったひとつの冴えたやりかた』。 といっても今…

52~62

『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』 小川 たまか 世界の不均衡に切り込んでいく 世界の見方や感じ方から著者は同世代の人かしらと検索してみたらビンゴ。 『理解という名の愛がほしい。』 山田ズーニー 「ほぼ日刊イトイ新聞」連載…

47~51

『女性ホームレスとして生きる―貧困と排除の社会学』 丸山 里美 ・制度や仕組み、または研究者からも見落とされがちな女性ホームレスに焦点を当てる 女性ホームレスの場合は特に周囲の人々との関係性等によって本人にとっての最適がその都度変わっていく。野…

41~46

『男の勘ちがい』 斎藤 学 ・男らしさは病気。「男らしさ」の病に迫る これが15年程前に書かれていることに驚く。「男らしさ」の病の一因はやはり女性にもあるよね。 『悪夢障害』 西多 昌規 ・「悪夢障害」とは「極度に不快な夢を繰り返し見ることで睡眠が…

37~40

『東京の鉄道名所さんぽ100』 松本 典久 ・都内を中心に明治からの鉄道名所を100紹介 万世橋周辺など、日頃見ている景色もこうやってみると素敵なものだな。他所に住んでいたらきっと観光に来ていただろう 『つれづれノート2』 銀色 夏生 ・言わずと知れた…

32~36

『毎日はシャボン玉』 『気分よく流れる』 銀色 夏生 ・つれづれノート(6)(7) 苦手なイカちゃんが出てきてしまったので読み返しはこれで終わり 『新潮』 ・豪華な執筆陣での2017年の日記リレー 面白かったのだけど、言葉を扱うプロとも言える人が総理大…

27~32

『最初の、ひとくち』益田 ミリ ・食べ物、飲み物にまつわる最初のひとくち目の思い出を書いた食エッセイ 文章が本業ではない人(だよね?)のエッセイは癖がなくて読みやすい。他の人もそうだけど、なんで小さい頃のことをこんなにはっきり覚えてるのだろう…

19~26

『お縫い子テルミー』栗田 有起 ・流しのお縫い子・テルミーが島から上京し、歌舞伎町で恋に落ちる 素敵な話だった。邦画の雰囲気に合いそうなので映像化されてもいけるのではと思った。短編ではなくて1冊分として読みたかったな。この著者の他の作品も読ん…

15~18

『つれづれノート』銀色 夏生 ・つれづれノート第1作目 久しぶりに読み返してみるかと思ったけれど、去年も同じように考えて読み直していた。 『侠飯』福澤徹三 ・トラブルに巻き込まれ突然家にやくざが転がり込んできてしまった大学生との不思議な生活(主…

10~14

『ニシノユキヒコの恋と冒険 』川上 弘美 ・ニシノユキヒコについて10人の女性が語る 面白かったんだけど感想を書くとなると思い浮かばない中、後書きの『ニシノユキヒコとは、私たちがつかみそこねた愛の名前なのだ。あるいはなくした時間そのものだとい…

1~9

『集合住宅物語』植田実 ・首都圏の主だった集合住宅を訪ね歩く 写真も素晴らしかったし文章も、建物自体のこと、またそこに住んでいる人たちの生活のこととバランスよく書かれていてとても良い本でした。一番驚いたのはコープオリンピアで、中があんな造り…