お寿司とトマト

お寿司とトマトが好きです

16〜19

『思考の整理学』 外山 滋比古
・この1冊の中でもだいぶ矛盾が生じていたり、同じようなことを何回も繰り返し書いてあったりと、読み物としては少しきつかった。著者はこの本を書きながらも、ひとつの思考に留まることなくさらなる高みを……と好意的に受け取ればいいのかな。

『あなたの中の異常心理』 岡田 尊司
・医学的な説明より、著名人のエピソードが多く記載されていて読みやすかった。三島由紀やマルキ・ド・サドジョルジュ・バタイユの本を読んでみたくなった。

『おんなのひとりごはん』 平松 洋子
・エッセイかと思って手に取ったら短編集だったけど、中身はほぼエッセイのような。登場人物もストーリーも取ってつけたような感じが拭えない軽さ。「あたし」系女性の独白風文章がいつのまにか苦手になっていたと気づいた春。これも歳を取ったからなのか。

『世界屠畜紀行』 内澤 旬子
・テーマは興味深いのに、著者がすごい残念で残念。これしか言いようのない本でした。