お寿司とトマト

お寿司とトマトが好きです

27~28

QED 憂曇華の時』 高田 崇史

QEDシリーズ最新刊。

二人の仲が完全に進展していて安心して読めたけど、今回は謎解き(?)の部分が少し退屈だったな。

 

 人質の朗読会  小川 洋子

南米のある村で反政府ゲリラの人質になり旅行中の日本人8人が亡くなった。特殊部隊がしかけていた盗聴器には人質たちの声が収められており、ラジオ局は遺族の許可を得て放送することになった。それは人質たちが各人の心に残る出来事を文章に起こして朗読する声だった。

強く心に残っているけれど誰かに語る必要はないし、いざ語ろうとすれば言葉にするのも少し難しい。そんな思い出を表に出すとしたらと思ったときにこんなすごい設定があるだろうかと驚いてしまった。