お寿司とトマト

お寿司とトマトが好きです

北海道(道東)5日目

今日は知床クルージングの予定ですが、明らかに天気が悪い。チェックアウトして観光船案内所まで行ったら予想通り中止のお知らせ。どうするか~と道の駅で座っていたら夫が急に「あと7分で出るバスを逃すと4時間後になる」と。

えー!!となったけど、このままここで4時間は無駄すぎるので本気ダッシュでバス乗り場へ。バス乗り場までは徒歩5分だけど、私はホテルで借りた傘を返すために一旦ホテル玄関へ、夫はその間先にバス乗り場で切符を買いにと。気が付いてしまったけど、私もう全力疾走を1分もできない体になってた。都バスじゃないんだから夫がいれば少しは待ってくれるだろうとヘトヘトになりながらも発車2分前に到着。肺が痛くて走れないのね。

知床斜里駅までの切符を購入してバスの中で寛いでたけど、どうやらこのバスは網走まで行くらしい。もともと知床斜里から網走に行く予定だったのでここでも急遽変更。ゆったりそのまま網走へ。

もともとの旅程ではウトロに行く予定ではなかったので、知床クルージングなんておまけ程度の気持ちだったけど、いざ行けないとなるととても残念。

網走バスターミナルからホテルまでは数分。荷物を預けて、バス停前のすき家で腹ごなしして明日行く予定だった網走監獄へ。

網走監獄は広くて体力的にもなかなかハードでした。今日は昨日までとは一転、温度が下がり肌寒いなか帰りのバスを待つなど。網走の道の駅にも行ったけど早々に店じまいの雰囲気で特にみるものもなく、ご飯を食べる場所もなく夕飯はコンビニでした。

北海道(道東)4日目

周遊バスのパスが残ってるけど時間的にそれに乗って駅には迎えないので、ホテルにお願いして摩周駅まで送迎してもらって網走方面の列車に乗って知床斜里駅へ。

知床斜里駅前は新しい駅舎と新しいロータリーと観光案内所兼バス乗り場に、泊まる予定だったけど満室であきらめたホテルが1件。道東ビジネスの中心地というから当初はここに泊まる予定だったけど、結果的に満室でよかったかもなどと思いながらウトロバスターミナルまでのんびりバス旅行。

賑わってる道の駅の目の前に宿泊予定のホテル。受付から若干の不安感あり。雨も降ってるしこの辺を観光するかと、道の駅でハンバーガーを食べてオロンコ岩やゴジラ岩を見る。明日は晴れるかな。

夜のバイキングは席が満席だからと別室に案内されたりとなんか微妙なホテルだなあ。おやすみなさい。

北海道(道東)3日目

3日目でやっとこの旅のメイン、釧路湿原を通りつつ北上ルートへ。

電車に合わせてホテルを早めにチェックアウトして釧網本線川湯温泉駅に向かいます。旅のメインである釧路湿原はまさかの下車せずに車窓で済ますプランです。景色は基本的に機能と変わらないけれど、湿原の風景もばっちり見ることができました。

川湯温泉からは周遊バスで観光しつつ宿泊予定のホテルまで送ってもらう予定。それにしても今日も暑い。バスの運転手さんもお土産屋さんの人もうん十年生きてきて初めての暑さと。どこに行っても冷房が弱いのが厳しい。周遊バスでは摩周湖川湯温泉駅→硫黄山屈斜路湖→美幌峠からのプリンスホテルです。

途中で一度ルート的に戻った川湯温泉でランチ代わりにかき氷を食べました。川湯温泉駅はなんだかいい感じ。

ちなみに私たちはホテルで下車できたからいいけどあの冷房の効かないバスで駅前で戻った人はつらかったと思います。私も一瞬意識が飛んだぐらいなので。

ホテルでは夜中、湖の側まで降りて空を眺めてみたけどそこまで星が見えなかったのが残念。

北海道(道東)2日目

ドーミーイン系列なので朝食バイキングは相変わらず豪華。

今日は根室までの日帰りの旅です。往復6時間汽車(+バス)にゆられます。しかし暑い。異常気象とのこと。

冷房の効いていない車内では窓からの風を受け、緑濃い車窓を満喫。海に森に、広い大地。THE北海道。釧路湿原を通る汽車に乗るのは明日だけど、多分今日で十分満喫したと思う。

「日本最東端有人の駅・根室」に降り立ち、納沙布岬行きのバスに。車窓からは北方領土に関するものがたくさん目に入り「あーそうか、ここがそれか」と納得しました。まさにここが当事者の場所。

納沙布岬は風が強くて少し肌寒いぐらいで、ずーーーーっと強風が吹いています。

岬を満喫した後は次のバスまで北方領土資料館で時間調整。本当に目と鼻の先なんだな。切ない。オーロラタワーは廃墟感すごくて入口まで行って退散しました。

ちなみに、釧路からの電車で乗り合わせた人は納沙布岬の帰りのバスまで同乗してました。みんな同じ旅程。(でも北方領土資料館にレンタサイクルがあったらしくて私たち以外の人は知らない間に自転車乗ってた)ただ、その人たちは根室に着くとそのまま一番早い電車に乗って釧路方面へ戻ってしまったけど、私たちは少し根室を満喫するため歩き始めます。

しかし暑い。とにかく暑い。日陰の作りようもない広い道を、「根室はなまる」という回転寿司目指して歩きます。それなりに歩いてやっと見つけて入ったけど、そんなに感動するほどでもなかったな。後で知ったけど有名店なんだね。

駅へ戻るための道は行きと少し変えて…という選択が大失敗して、帰りは暑い中、坂を上る羽目になってしまった。もうほんと暑いという言葉しかない根室

釧路に戻るとまさかの肌寒さ。今日のご飯は「釧路フィッシャーマンズワーフMOO(ムー) 」の2階で。夫はざんぎ定食、私はラーメン。

今日は往復6時間の旅でしたが全然苦にはならず楽しめました。

北海道(道東)5泊6日

いつもよりはゆっくりめの飛行機で釧路空港へ。釧路空港からは市内へ向かうバスがすぐに出るというので空港をそこまで味わうことなく出発。まずはお昼と「釧路フィッシャーマンズワーフMOO(ムー) 」のバス停で降りると目の前には泊まる予定のホテル。激近。萩の道の駅っぽい雰囲気で食べるところがあまりないな~と海鮮丼・ラーメン等を扱ってるお店で鮭いくら丼を。1650円だったかな。そこまで美味しくもなかったので豚丼にすればよかったかも。

食後はホテルで荷物を預け本日の予定でもある釧路散策。ひとまず駅へ向かいます。車道だけでなく歩道も広いけど歩行者は私たちぐらい。街に流れる謎のラジオが寂しく感じます。2時間ドラマで見る釧路駅をばっちり見て、1周したあたりでいったんホテルへ。少し休んで夕飯のためスパカツのお店へ。にぎわってました。夫がスパカツ、私はクリームドリア。

このお店もホテルから近くて、駅周辺は閑散としてるけど、釧路フィッシャーマンズワーフMOO(ムー) 」の辺りが一番にぎわってるのかな。

コンビニ寄ってホテルに戻って今日は終わりです。

5~9

冬虫夏草』梨木 香歩

・『家守綺譚』の続編

『家守綺譚』がとても良かったので。前半は切れ切れの章分けに上手くなじむことができず「あれ~」という感じだったけど、後半になるにつれて本の中の世界がしみじみと染みわたってきた。最後は少し涙ぐんでしまった。

 

テレジンの小さな画家たち―ナチスの収容所で子どもたちは4000枚の絵をのこした』野村 路子

ナチス政権のもと収容所に収容された子供たちが残した絵や詩

いまの私たちのようにありふれた生活を送っていた人たちが、本当にある日突然世界が変わってしまった。収容所に入れられた人たちのうち小さな子供たちは、悲惨な生活を送る中で幸せだった時代を思い出せなくなる、幸せだった頃に住んでいた家を描こうとしたのに、気が付くとその家の中に収容所のベッドを描いてしまっていた。こんな悲劇があるだろうか。

 

『戦争は女の顔をしていない』スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ

ソ連では第二次世界大戦で100万人をこえる女性が従軍した。しかし戦後は世間から白い目で見られ、みずからの戦争体験をひた隠しにしなければならなかった。

男性であれば時に評価されることもある従軍経験をひた隠しにしなくてはいけない理不尽さ。フィクション上の戦争について語ることさえ失礼に感じてしまうぐらいの重い内容ばかりでした。戦争を語るにはきれいごとを並べてはならない。あと、ソ連の歴史に興味を持った。

 

『とるにたらないものもの』江國 香織

・日常のなかの、ささやかだけど愛すべきものたちにまつわる思いを綴るエッセイ

日常気にも留めないような物にスポットを当てる、私的にはこれぞエッセイという感じの本。このような物にもそこまで思いを馳せることができるのかと驚く半面、正直この内容は苦しくない?とか思ってしまったりして。

 

『脳が壊れた』鈴木 大介

・突然の脳梗塞に襲われた41歳のルポライター

社会的弱者についての著書が主な作者が脳梗塞の後遺症から、今まで取材してきた人たちが持っていた見えない障害について気づくという箇所でなるほどな~と思った。難しい内容ではないので、表現は悪いけどこんな深刻な話題なのに軽い気持ちで読める。気が付いてなかったけれど、私はこの著者の本を何冊か読んでいたみたい。

 

1~4

『傷だらけのカミーユ 』ピエール・ルメートル

・ヴェルーヴェン警部シリーズ最終作

タイトル通りにカミーユが傷らだけ(精神的に)で救えない。

『女学生手帖―大正・昭和乙女らいふ』内田 静枝

・大正~昭和初期の可憐で優美な乙女たちの世界

装丁から期待できる素敵な本。こういう本を何冊か読んだことがあるけど、一番わかりやすかった気がする。少女たちの普段の一日も分かって勉強になった。

『美女の歴史―美容術と化粧術の5000年史 』ドミニク パケ

・古代・中世・近世~現代の美容術や化粧術からみる「美女」

時代によって移り変わる「美女」の定義や、進化、時には退化とも思わえる美容術や化粧術がわかりやすく書いてある。中世の肖像画に描かれている女性のおでこが広いのは、生え際の毛を抜いていたからだと知って「いたたたた…」となった。

『海外旅行熱、急上昇して急降下 つれづれノート 30 』銀色 夏生

・言わずと知れた「つれづれノート

リアルタイムでは追えないけどたまに読もうかなと思う本。個人的には、一時に比べれば大分読みやすくなったと思う。でも、昔ほど研ぎ澄まされた感じも不思議な空気もなく、予想外に年相応の人になってるなと思った。著者が悪いとかではないけど、一応1から読んでいた者としては肩すかし感があるけど私だけなのか。年を取れば人は中庸に寄っていくのか等と考えながら読んだ。