お寿司とトマト

お寿司とトマトが好きです

いつだったか……そうそう、10日金曜を最後に出勤停止となり、連休は今日で12日目。もちろんどこに行くこともなく外出するのは最低限の買い物のみで、他県から不評をかいまくってる都民だけど、こうやって自粛している人もおりますゆえ。日曜日は夫婦で散歩もしたけれど、人のいない道を選び選び……しかし人がいる。大きめの公園の近くを通ると駐輪場は自転車だらけで、遠巻きにして眺める公園には家族連れで大盛況。公園のそばから早く離れようと歩みを進める私たちの横を、自転車に乗ったマスク無しの少年たちが「平時かな?」みたいな感じ賑やかに通り過ぎていきました。

同じところに住んでいて、同じような生活をしているのに、この果てしなく遠い感じ。ワンチームとか絆とか、みんな何から目を背けたいんだろうね。

この土日は家から一歩も出ず、ほとんどクッションの上で過ごしていた。だからここに書くべきこと等何もないのに、それでも何かを吐き出さなくてはいられない、そんな気分。薬も飲んだ。あとは目を閉じ、明日の服でも考えながら眠ればいいだけなのに。あ、そういえば昨日は雪が降った。3月のもうすぐ春かな?なんて言われる頃に東京は雪が降りがち。これが「なごり雪」というやつ?と調べてみたら、 "2013年に日本気象協会が選定した「季節のことば36選」で、3月のことばの一つに「なごり雪」が選ばれた " とwikipediaに書いてあった。なごり雪という言葉はあの曲で生まれた言葉だったんだと驚く。

有給休暇を取るようにと会社から言われてるけど今じゃないんだ。働きたいわけではない。貰えるのなら素直に頂戴する。でも今ではない。今取っても有意義な時間は過ごせない。せめて来月ぐらいまで待ってください。

恒例の不安定な時というのもあり、一日かけてゆっくり心が沈んでいき夜には悲しくてしょうがなくなってきたので、こういう時のために買っておいたお酒を口にする。飲み慣れなさも手伝って簡単に何もかもどうでもよくなっていく。

 

今までに起きた震災から備蓄他いろいろ気をつけることが増えたけど、過去から学ぶということは誰かの犠牲の上に成り立っているということでもあるのよなあと思い少し混乱する。避難用袋を整理しながらの話。

震災時に学習し、最低限の物は余分に買うようにしていたから今回はのんびりできているけど、以前の私だったら完全にピンチに陥っていただろう。ツイッターで困ってるフォロワーさんを何人か見かけ「近所だったら分けてあげたい……」と動向を無駄にチェックしたりしていた日々だった。ただ花粉の時期ということもあり、マスクだけは私もそこまで余裕がないので、いつ頃店頭に並ぶのかなと気になっている。

しがないパートのため日々出勤しているけれど、通勤電車にはそこまで変化がないもののランチ時にはやはり人の少なさを感じる。先が見えずに困ってる人もいるんだろうなあとは思うけれど、どんな対応が正解だったのかなんて時が過ぎないと分からないものが多いだろうし、少なくとも何の専門家ではない私が口を出せることなんてない。たとえ独り言でも。

1~11

『空の遠くに つれづれノート(9) 』

『きれいな水のつめたい流れ つれづれノート(17)』

『今日、カレーとシチューどっちがいい? つれづれノート(18)』

『自分の心も好きになりたい つれづれノート(24) 

『運動の半年 つれづれノート (28) 』 

『土から芽が出て風がそよそよ つれづれノート(29)』

『内側に耳を澄ます つれづれノート(36)』銀色 夏生

 

『77便に何が起きたか』 夏木 静子

空中爆発を起こし墜落した77便。その77便に予定通りに搭乗した者、何らかのアクシデントにより搭乗しなかった者。彼らの中には不思議な共通点があった。

短編集だけど、読みえ終えた時には長編を読んだような満足感があった。新しい作者を知る良い機会となった。

 

壇蜜日記』 壇蜜

壇蜜さんのエッセイというか日記。

心に何かを抱えていそうな彼女の文学的香りのする日記。読書家なんだろうなという感じではあるが、全体的に同じ感じなので途中で飽きてしまった。

 

『幕末下級武士の絵日記』大岡 敏昭

幕末、忍藩の下級武士・尾崎石城の絵日記

自宅謹慎を命じられながらも友人と酒を飲み、語らい、絵や書を楽しむという悠々自適ライフを送り、時には上への憤りなど心に秘めた熱い思いも垣間見える。時代劇のようなTHE江戸時代を生きた人が明治維新後の日本も生き抜いたと思うとなんだか不思議な気がする。あと、台所のかまどが時代劇等で見たように土間の壁に沿って設置ではなく、板の間に向けて設置されていたというのに驚いた。

 

『烏に単は似合わない』阿部 智里

八咫烏」の一族が支配する異世界「山内」で、若宮の后選びを巡り四人の姫が火花を散らす。

あらすじからだと全く読む気が起きなかったけれど、実際に読み始めたら面白くて止まらなかった。個人的にファンタジーは苦手分野なのだけど、とても読みやすい文章。ライトノベルまではいかないけど、若い人でも読みやすいと思う。

黒川温泉3日目

今日は私も朝食前にお風呂に入ったけれど、食後部屋に戻る途中で体が冷えてしまい、急ぎ再びお風呂に浸かる等、最後の最後まで満喫しチェックアウト。帰りのバスまで荷物を預かっていただけるというのでお願いする。しかし帰りのバスまで6時間半……街を歩き、買い食いをし、昼食に1時間以上かけても時間が余ってしまい、途方に暮れたところで私が思い出したのは温泉街の無料休憩所。きれいだといいなと恐る恐るふすまを開けるとそこには清潔で広い畳敷きの部屋が。もうここに居座ろうと腹をくくり、2時間以上そこで過ごす。最後に旅館前の足湯で足を温めてからフロントで名前を告げ荷物を引き取るとバス停まで車を出してくれるとのこと。準備ができたらお声がけくださいと言われのたで、トイレに行ったり目薬さしたりとのんびり準備をしていたら旅館の人が慌てだしたので急いで車に乗り込む。私が30分発だと思っていたバスの時間は実際は25分発だったらしく、どうりで旅館に戻る時間について微妙に夫と話が合わなかったわけだ等と一人思いだす。

無事にバスに乗り、空港ではお土産を買ったりラウンジでくつろいだり。少し遅れた飛行機だけど、座席を快適な場所に移動してもらえて無事帰宅。お疲れさまでした。

黒川温泉2日目

夫は朝ぶろに行ったけれど、私は朝ごはんの時間までゆっくり寝る。美味しい朝ごはんの後は客室清掃があるので、せめて午前中は外出するかと着替えて外に出るも結構な寒さと昨夜から降り続く雪。温泉街をウロウロするも傘が邪魔でお店に入るのも面倒。もうこれはロビーで待たせてもらおうといったん旅館に帰るともう部屋は清掃済みとのこと。お礼を言って部屋に戻り30分ほどくつろいだらお昼ご飯のためにいったん外出。美味しいカレーを食べてすぐ旅館に戻り、その後はひたすらお風呂と部屋で読書。畳スペースありのベッド付きの部屋は従業員さんの出入りが最小限でゴロゴロできて最高。連泊となる今日の夕ご飯もばっちり美味しかった。今夜の夜食は干し柿でした。