お寿司とトマト

お寿司とトマトが好きです

5~9

冬虫夏草』梨木 香歩

・『家守綺譚』の続編

『家守綺譚』がとても良かったので。前半は切れ切れの章分けに上手くなじむことができず「あれ~」という感じだったけど、後半になるにつれて本の中の世界がしみじみと染みわたってきた。最後は少し涙ぐんでしまった。

 

テレジンの小さな画家たち―ナチスの収容所で子どもたちは4000枚の絵をのこした』野村 路子

ナチス政権のもと収容所に収容された子供たちが残した絵や詩

いまの私たちのようにありふれた生活を送っていた人たちが、本当にある日突然世界が変わってしまった。収容所に入れられた人たちのうち小さな子供たちは、悲惨な生活を送る中で幸せだった時代を思い出せなくなる、幸せだった頃に住んでいた家を描こうとしたのに、気が付くとその家の中に収容所のベッドを描いてしまっていた。こんな悲劇があるだろうか。

 

『戦争は女の顔をしていない』スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ

ソ連では第二次世界大戦で100万人をこえる女性が従軍した。しかし戦後は世間から白い目で見られ、みずからの戦争体験をひた隠しにしなければならなかった。

男性であれば時に評価されることもある従軍経験をひた隠しにしなくてはいけない理不尽さ。フィクション上の戦争について語ることさえ失礼に感じてしまうぐらいの重い内容ばかりでした。戦争を語るにはきれいごとを並べてはならない。あと、ソ連の歴史に興味を持った。

 

『とるにたらないものもの』江國 香織

・日常のなかの、ささやかだけど愛すべきものたちにまつわる思いを綴るエッセイ

日常気にも留めないような物にスポットを当てる、私的にはこれぞエッセイという感じの本。このような物にもそこまで思いを馳せることができるのかと驚く半面、正直この内容は苦しくない?とか思ってしまったりして。

 

『脳が壊れた』鈴木 大介

・突然の脳梗塞に襲われた41歳のルポライター

社会的弱者についての著書が主な作者が脳梗塞の後遺症から、今まで取材してきた人たちが持っていた見えない障害について気づくという箇所でなるほどな~と思った。難しい内容ではないので、表現は悪いけどこんな深刻な話題なのに軽い気持ちで読める。気が付いてなかったけれど、私はこの著者の本を何冊か読んでいたみたい。

 

1~4

『傷だらけのカミーユ 』ピエール・ルメートル

・ヴェルーヴェン警部シリーズ最終作

タイトル通りにカミーユが傷らだけ(精神的に)で救えない。

『女学生手帖―大正・昭和乙女らいふ』内田 静枝

・大正~昭和初期の可憐で優美な乙女たちの世界

装丁から期待できる素敵な本。こういう本を何冊か読んだことがあるけど、一番わかりやすかった気がする。少女たちの普段の一日も分かって勉強になった。

『美女の歴史―美容術と化粧術の5000年史 』ドミニク パケ

・古代・中世・近世~現代の美容術や化粧術からみる「美女」

時代によって移り変わる「美女」の定義や、進化、時には退化とも思わえる美容術や化粧術がわかりやすく書いてある。中世の肖像画に描かれている女性のおでこが広いのは、生え際の毛を抜いていたからだと知って「いたたたた…」となった。

『海外旅行熱、急上昇して急降下 つれづれノート 30 』銀色 夏生

・言わずと知れた「つれづれノート

リアルタイムでは追えないけどたまに読もうかなと思う本。個人的には、一時に比べれば大分読みやすくなったと思う。でも、昔ほど研ぎ澄まされた感じも不思議な空気もなく、予想外に年相応の人になってるなと思った。著者が悪いとかではないけど、一応1から読んでいた者としては肩すかし感があるけど私だけなのか。年を取れば人は中庸に寄っていくのか等と考えながら読んだ。

 

1月も終わりに近づいてきました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

それでは今年も性懲りもなく目標をあげていきます。

世界遺産検定のテキストを読んでみる(楽しそうなら受験してみる)
・フラワーボックス作りを体験してみたい
・仕事のない平日をもっと有意義に
・無理しない範囲でストレッチ・筋トレを
・初心に戻って仕事を積極的に
バイト先を変える
・気になった美術展やイベントには足を運ぶ
・貯金を増やそう
Twitterを見る時間を減らそう(これは切実)
・英語の勉強(基礎の基礎から)
・「欲しい物」がもっとあるといいと思う
・大腸検査を受診しよう
・お絵かきして文章も書こう

例年、あまり変わり映えしません。

ちなみに昨年の反省は

・歯医者さんに定期的に通おう→定期検診で通えそうな歯医者を見つけた(そして行った)
・フラワーボックス作りを体験してみたい→体験してない
・仕事のない平日をもっと有意義に→仕事のない日は基本寝てばかり(どうにかしたい)
・ジムに行ける日は逃さない→ジムを退会したので、家でストレッチ・筋トレを続けてる
・仕事をもっと積極的に→むり
・暇つぶしで読み始めたFP3級の本を夏前には読了する(資格を取るとは言わない)→読んだことは読んだ
・仕事に関係する資格の本を読む(資格自体は取らない)→意味はないことは重々承知で秘書検定2級を取った
・気になった美術展やイベントには足を運ぶ→行かなかった~
・貯金を増やそう→増えない
Twitterを見る時間を減らそう(これは切実)→一向に減らないしこれは本当にやばい
・洋服を減らすも増やすももっと上手に→結構精査されたので、あとひと踏ん張り。これは本当にやってよかった
・英語の勉強(基礎の基礎から)→前半はアプリを使って割とまじめにやっていたのに突然英語の勉強が途切れた(理由は絶対Twitter
・「欲しい物」がもっとあるといいと思う→うーーーん
人間ドッグを受診しよう→乳がん検診だけは真面目に受けてます
・お絵かきして文章も書こう→Twitterを減らさなくては


……去年もほとんど成長なしですね。

2016年の旅行ですが、伊東・萩・尾道(他周辺)・姫路、兵庫でした。今年もヨーロッパは難しそうなので、引き続き国内を攻めていきます!

それでは、今年も気ままに楽しく生きていきたい!以上!

まとめ

今年は30冊!!ひどい。例年の半分です。

電車などの移動時間はtwitterを見てしまうのでこんなことになりました。

しかも2016年、心に残った本は正直なところなくて

そのなかでも『パリの晩ごはん』 (安田 知子)はこういうの好きなんだよなと実感できた本。

あと予想外に面白かったのはネットで読んだ『カラダ探し』。ホラーは苦手なのですが魅力に負けてガンガン読み進めました。

『殺人犯はそこにいる: 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』 (清水 潔)も衝撃的でした。自分の知らないところでこんなことが起きていて、あのニュースに繋がったのかと。

 

まさかまさかでQEDの新作が出たことは嬉しかったです。細々でもいいから続けてほしいなあ。

来年は去年も書いたけれど、三津田さんのシリーズものでお気に入りになりそうなものを探すなどしてもっと読んでいこうと思います。

それではみなさん良いお年を。

29~30

『みんなの万葉集 万葉びとの暮らしと生きざま』渡辺康則

万葉集を「歌」「衣」などテーマごとに歌をあげて説明

文章、文体?が個人的な感覚のところで合わなかったようで、読了はしたけど途中で飽きてしまいました。でも大伴旅人の人物像がなかなかおもしろかったです。

『プロカウンセラーの聞く技術』東山 紘久

・「聞く」ことのプロであるカウンセラーが、「聞き上手」になるための心構えを教えてくれる

こういう本を初めて手に取ってみました。すごく参考になるわけではないけど、文章として頭に入れると、人と話しているときにふと思い出すことがあり、自分を戒めることができました。

 

21~28

羆嵐』吉村 昭

三毛別羆事件を小説化

ネットでは有名なかの三毛別羆事件の小説化。ドキュメンタリーなのかな。自然の前の人間の無力さとその自然と対峙する人間の強さを読む。

『パリ・サンテ刑務所―主任女医7年間の記録』 ヴェロニック ヴァスール

・パリの歴史ある刑務所で主任医師として働いていた著者の記録

ドラッグや暴力、自殺がはびこる刑務所の様子を描いている。著者も言っている通り、日誌というかあくまでその日あったメモという感じ。読み物としては最初の頃の衝撃が続かずに途中で飽きてしまう。

『殺人犯はそこにいる: 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』  |清水 潔

・某企画で話題になる前に滑り込みセーフで図書館で借りることができた。あの冤罪事件にここまで食い込んでいたとは思わなかったが、一番胸に刺さったのは、最後に書かれていた被害者の両親への見方の部分かもしれない。

『夜と霧』  ヴィクトール・E・フランクル

・最近のマイブーム「名作を読んでみよう」の流れで。なんで今まで読まなかったんだと少し後悔しました。職業柄もあるのかもしれないけれど、この著者の心の持ちよう・あり方はすごいと思うし、あの状況で人生を問いそれが絶望に変わらなかったことだけでも尊敬するしかない。

NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧』  

・読まなくても大丈夫かな。少なくとも「夜と霧」の新訳は難しいこともないし、そこまでかみ砕いてもらう必要がある箇所もないから。

QED 〜flumen〜 月夜見』  高田 崇史

・もう新刊はないものと思っていたから完全に油断してました。ツイッターで知って翌日には購入。ちょっと!小松崎さん!何邪魔してんの!

前田敦子の映画手帖』  前田 敦子

・すごく新鮮(もちろん良い意味で)。映画好きなら基本過ぎて勧めてこない作品も堂々と勧めてくれるし、感想もすごく素直。

には購入。ちょっと!小松崎さん!何邪魔してんの!

『可笑しな小屋』  ジェィン・フィールド=ルイス, 松井 貴子

・旅行先のカフェで流し読みして気に入ったので。私の好きなコルビュジエの小屋が予想通り取り上げられていたけど、もっとあらゆる角度からの写真が見たかった

 

やっと萩と尾道旅行の覚書を書き終わりました。でもこの前の3連休を使って姫路にも行ったからこれも書かないと…。

暑さがおさまって読書欲も復活してきたので日曜なのに図書館へ行きました。しかも午前中に。3連休の中日や旅行等以外で日曜に外出したの久しぶり……。どのぐらい久しぶりかというと記憶にないぐらい。

図書館へ行って本を借りて、スーパーで買い物して、アイロンかけて。ここまで午前中に済ますとさすがに達成感と満足感が。早く起きれば毎週こうできることはもちろんわかっているんですけどね。