『マイ・ロスト・シティー』フランシス・スコット フィッツジェラルド (著),, 村上 春樹
欲望に少しの傲慢さ、そして喪失。翻訳者・村上春樹の出発点ともなった作品集の改訳。
『ブラック・コーヒー』 アガサ クリスティー
クリスティーが、初めて手掛けたオリジナル戯曲「ブラック・コーヒー」。科学者エイモリー卿の邸宅の金庫から書類が盗まれた。エイモリーはポアロを呼び寄せ、邸内にいた容疑者全員を集める。
『黒いハンカチ』小沼 丹
A女学院のニシ・アズマ先生のもとにもたらされる謎。彼女は鋭い観察眼と明晰な頭脳でそれを解き明かす。昭和三十二年四月から一年間、〈新婦人〉に「ある女教師の探偵記録」と銘打って連載された短編集の文庫化。
鎌倉の外れに建つ謎の館、時計館。館に棲むという少女の亡霊と接触した交霊会の夜、閉ざされた館内では殺人劇の幕が上がる。
仮面の当主と美少女が住まう水車館。嵐の夜に起きた惨劇、その一年後、再び当時の関係者たちが館に集まる。
『山は輝いていた:登る表現者たち十三人の断章』神長 幹雄 (編集)
「山と溪谷」元編集長が厳選した登山史に刻まれる名著、名文。
『きれいな気分、軽い感情。 つれづれノート44 』銀色 夏生
つれづれノート44。
『これで死ぬ アウトドアに行く前に知っておきたい危険の事例集』羽根田 治
アウトドアでの死の事例53から学ぶ。
『卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし』宇江佐 真理
再読。「淡雪豆腐」に「黄身返し卵」。忠右衛門の「喰い物覚え帖」は、江戸を彩る食べ物と、温かい人の心を映し出す。
『黒部源流山小屋暮らし』やまとけいこ
イラストレーターの著者が薬師沢小屋で働く日々をイラストで紹介。
『自信のない部屋へようこそ』雨宮 まみ
長年1Kの賃貸に住む著者が、自分なりの理想の部屋に近づこうと奮闘する等身大エッセイ。