お寿司とトマト

お寿司とトマトが好きです

本8~12

パディントン発4時50分』アガサ・クリスティ

ロンドン発の列車の座席でふと目をさましたミセス・マギリカディは列車の窓から見える並走する別の列車内での殺人事件を目撃する。鉄道会社や警察からも本気にはしてもらえず友人のミス・マープルを頼る。

 

『優しい音楽』瀬尾まいこ

駅のホームで突然タケルに声をかてきた千波。それがきっかけで二人は付き合うことになったが、千波は自分の家族とタケルを合わせることを嫌がる。その理由は何なのか—表題作「優しい音楽」を含む短編集。

 

『試験に出ないQED異聞』高田崇史

QED」、「千葉千波の事件日記」など、人気シリーズの各短編が一冊に詰まった短編集。

 

無人島のふたり』山本文緒

ある日突然にがんと診断され、コロナ禍の自宅で、まるでふたりだけの無人島に流されてしまったかのような生活。58歳で余命宣告を受け、それでも書くことを手放さなかった作家が、最期まで綴っていた日記。

 

『極限メシ!』西牟田

極限状態を経験した人たちに、「何を食べ、どのように生き抜いたか」を聞くことを通して、生きることと食べることの意味を問い直す。

 

本1~7

黒猫館の殺人綾辻 行人

自分が何者なのか調べてほしいと推理作家の鹿谷に手紙で訴えてきた記憶喪失の老人が、手がかりとして渡してきた「手記」。そこには彼が遭遇した殺人事件が綴られており、しかも事件が起きたその屋敷とは中村青司により設計されたものだった。

 

『14歳から考えたいアメリカの奴隷制度』ヘザー・アンドレア・ウィリアムズ (著), 月沢 李歌子

ヨーロッパによる奴隷貿易の始まり、北アメリカ大陸に奴隷が定着した家庭、そしてアメリカ合衆国の成立と南北戦争を経て奴隷制度が廃止されるまでをわかりやすく具体的な事象とともに描かれる。

 

『スリーピング・マーダー』アガサ・クリスティー

新婚の妻が夫婦の新居として探し当てたヴィクトリア朝風の理想の家。初めて見るはずの家の中にあるはずのない既視感を抱いていたある日、彼女は家の中で殺人が行なわれた記憶をふいに思い出す。巻き込まれていく夫婦のためにも、回想の殺人にミス・マープルが挑む。

 

『父の詫び状』向田邦子

生活人の昭和史としても評価が高い家庭にまつわるエッセイ。

 

『わたしの台所』沢村貞子

日々の暮らしを心豊かにするために、一日一日を丁寧に生きる、女優としてではない一生活人としてのエッセイ。

 

カリブ海の秘密』

転地療養のために訪れた西インド諸島でホテル客の少佐が死体となって発見される。見知った警察や彼女のために動いてくれる知人がいない中で動き出すミス・マープル

 

迷路館の殺人綾辻幸人

莫大な賞金をかけて招かれた4人の作家たちは、この館を舞台にした推理小説の競作を始めるが、それは恐るべき連続殺人劇の幕開けでもあった。

 

本年もよろしくお願いいたします。

2年続けて喪中というのもあり、今年も2日に両親に顔見せへ行った帰りにポストを開けて年賀状を確認するという体たらく。12月も上旬を過ぎようという頃に喪中だと気が付き、急ぎその場(図書館)で喪中はがきをスマホ発注したんだよなあと思い出す。

さて、去年の目標は

「使いやすい」ではなく、「好き」を大切に服を選ぼう

貯金をさらに殖やそう

筋力をつけよう

の3つ。

服については購入時に自分の好みを重視することで、無駄な買いものが格段に減り、似たような服が増えるということもなくなったけれど、気を抜くと使いやすいニットを買っていることもあり、その時は自分でも驚いた。こういう形はもう買わないようにしようと決めていたのに……なんて。でもまあ今も服の選別は続いていて、これはまた引き続いて今年の目標に。

貯金も微増してます。これについては、今後も自分が決めたルールのもと続けられそうなので、もう目標からは外せそう。「使いやすい」洋服を買わなくなったのもここに良い影響を及ぼしている気がする。安物買いの銭失いからの脱却。

筋力についてはスクワットやストレッチはやったりやらなかったり。でも結果的には続いているとも言える。目立った効果はないけど悪くなってもないので、これは今年も引き続き目標に掲げよう。

ということで、今年は

「使いやすい」ではなく、「好き」を大切に服を選ぼう

筋力をつけよう

そしてそこに、「夫にしっかり自分の気持ちを伝えよう」を加えます。

私は自分の気持ちを伝えるのが本当に苦手で、これはもう自業自得なんだけど、そのために20年近く無駄にしたことがあるので、本当に頑張りたい。「察してほしい」というよりも、話すことがダメ。とにかくダメ。喜怒哀楽、どの感情でも自分の気持ちを口にした途端すぐに涙が出るし声も震える。さざ波程度の感情のブレでも言葉にした途端、もう一気に荒波に。できれば口を開きたくない、でもそれでは何も解決しないし、ただただ「いまさら言えない過去の事」でイライラがたまっていく。だから、その都度、小出しで出していきたい。言いたいことがあったら言う、その時に言う。難しい!!

まとめ

今年読んだ本は46冊。

ここ数年は30冊代が続いていたので、読めた方だと思う。おそらく勤務先でのお昼休みの環境が変わり、本を読めるようになったというのが大きいのでは。あと、選書の際にとても参考になる人とTwitterで繋がったというのもある。皆様、お世話になっております。

 

今年読んだ本で心に残っているのは

『ロンドン謎解き結婚相談所』アリスン・モントクレア

Twitterで知って続編までしっかり読んだ。訳書はアガサ・クリスティーなど有名どころを読むことが多いので、挑戦する気持ちで手を出したけれど面白かった。これは人にも勧められそう。

あとは、ドラマ版から入ったミス・マープルシリーズや松本清張も面白かった。手堅い面白さ。

来年はどんな本に出合えるかな。

本42~46

QED ~ventus~ 鎌倉の闇』高田 崇史

鎌倉をそぞろ歩く奈々、沙織の棚旗姉妹に、桑原崇。「鎌倉=屍倉(かばねくら)」の真実や源三代にまつわる謎を解き明かす。

 

『千葉千波の怪奇日記 化けて出る』高田 崇史

永遠の浪人生ぴいくん(今作で大学に無事入学と慎之介が、大ぴいくんの従弟で、天才高校生の千波くんが怪奇現象に立ち向かう。全5編を収録。

 

『再婚生活 私のうつ闘病日記』山本  文緒

心と身体がついてゆかない。数回の入院生活と自宅療養、うつ病をわずらった作家が全快するまでの全記録。克明な日記の、2年2ヶ月の空白期。書けない時期に何があったのか─。

 

十角館の殺人綾辻 行人

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちは連続殺人に襲われる。

 

『お母さんという女』益田 ミリ

身近にいるのに、なぜかよく分からない母親の、微妙にずれている言動を愛情深く分析。

 

本31~41

『おとなの作文教室』外岡 秀俊 

作文教室に寄せられた投稿への添削から「伝わる文章」の極意を伝える。

 

『ノンバイナリーがわかる本』エリス・ヤング (著), 上田 勢子 (翻訳)

「ノンバイナリー」についての、日本で刊行される初めてのガイドブック。

 

『1日1個、川原にパンを拾いに行く。』銀色 夏生

つれづれノート38

 

『世界のアーケード』水野 久美

建築物としても魅力あふれる世界のアーケードを紹介。歴史的建築物の魅力の解説とアーケードへの行き方や旅のガイドも。

 

『優雅さとミステリー』銀色 夏生

つれづれノート41

 

『女の家』日影 丈吉

東京銀座の裏通りにある妾宅で、女主人がガス中毒死した。事故か自殺か、それとも他殺か。刑事と女中、二人の語りで、炙り出される意想外の真相とは。

 

『60歳、女、ひとり疲れないごはん』銀色 夏生

地元宮崎へ戻り一人暮らしを始めた著者の日々のごはん

 

『王女に捧ぐ身辺調査』アリスン・モントクレア (著), 山田 久美子 (翻訳) 

前作で手柄をあげた二人の元へ英国王妃に仕えるグウェンのいとこから驚愕の依頼が入る。

 

『カルト宗教事件の深層』

オウム真理教や旧称統一教会などのカルト宗教の洗脳の過程を、事件を追いながら「スピリチュアル・アビュース」(霊的虐待)の観点から明らかにし、カルトの危険性を警告する渾身のルポルタージュ

 

『臨場』横山 秀夫

「終身検視官」の異名を取る警察官が主人公の短編小説

 

『マイ・ペース』銀色 夏生

つれづれノート42

 

北海道(稚内・札幌・小樽)4日目

ホテルをチェックアウトして札幌駅まで送迎してもらった後は電車で小樽へ。

小樽の街並みは……なんかあれだな……ごちゃごちゃと商売色が強すぎてちょっと気持ちが萎える。神戸の異人館へ行った時と同じ気持ちになった。

小樽最大の目的ルタオ本店へ向かうには人通りの多い商店街?を歩く必要があり、しかもその道にはルタオの店舗だらけ。本店ではないカフェに寄りそうになる等のトラップをかいくぐりつつ本物の本店へ無事に到着すると、カフェにはながーい行列。1時間ぐらい待って席に案内されたけど、店内は席間に余裕のあるつくりでのんびりできそうだった。しかも奥のソファ席にたまたま案内され、やっと一息。本店でしか食べられないケーキセットを頂く。

その後は、はーんここもいまいち~と失礼なことを思いながら運河沿いを歩いて一番端にある、界隈では有名な倉庫に到着。ここまでくると観光客もまばらになるが、個人的にはここが一番見ごたえがあって写真を撮りまくる。

ちなみに今日も旅行かばんを持って歩きまわっているのでこの時点で汗だくでへとへと。腕痛い~と思いながら坂を上がって駅へ戻り、札幌へ。小樽から新千歳空港へは直接行けるのだけど、札幌にあるロシア料理店に行きたかったので、札幌駅で地下鉄に乗り換え南平岸駅へ。そこはもともと稚内で営業していた店で、本来は旅の初日に行きたかったのだけど、調べたら閉店していてがっかり。しかし札幌で再開していることをたまたま知り、しかも旅行者としては助かる早い開店時間。『百万本のバラ』を加藤登紀子さんよりも前にカバーしていたという歌手でもある店主と、口コミから察するに癖が強そうな息子さんのお二人でやられていてるお店らしく、人生において癖つよ店は避け続けていた私にとってはハードルの高い店だけども、いざ!と15時過ぎに入店。そんな時間なので来店時は私たちだけで口コミが脳裏に浮かぶ中、緊張しながら注文。夫は何もわからないというので、私がヴィニグレッドサラダ、ビーフストロガノフ、ペリメニを頼む。出てくるもの全部美味しく、追加でピロシキも頼んで終了。食べてる最中、親子喧嘩(息子語気強め)が始まり緊張したけど、途中で一人客が入ってきてくれてホッとする。料理全てに満足はすれど逃げるように会計し外に出たら解放感。

あとは札幌に戻り新千歳へ。夫はラウンジ、私はお土産探しに。以上、お疲れさまでした。