お寿司とトマト

お寿司とトマトが好きです

12~19

『Tokyo大学博物館ガイド』 大坪 覚

意外と知られていない大学のもつ博物館等の施設を100件紹介

自分の出身大学も小さくだけど乗せられていて、あー行ったことなかったなあ等と思う。たしか入学時は興味を惹かれていたのになんだかんだと行かずに卒業してしまったのだ。時間は4年間もあって、施設もすぐそこにあったのにね。

 

フランク・ロイド・ライト 自由学園明日館』 谷川 正己

建築史家である著者が明日館を紹介

建築史を専門とする人が書く本なので専門的過ぎるかと思ったけれど、創立当時の様子や写真などもあり、門外漢の私でも難なく読めた。この感じだとこのシリーズの他の本もよさそう。

 

『ルポ・虐待』 杉山 春

2010年夏に起きた大阪二児置き去り死事件のルポルタージュ

児相や警察の人たちへの「もし、想像力を働かせていたら」という一文はほとんどが後からなら誰でも言えるという感じだったが、母親の親族たちのずれっぷりが少し怖かった。現実に向き合うことができず、目の前の子供の危機から逃げ出してしまうという状況を自分に当てはめて想像してみた。逃げ出す癖が強い私なので、一瞬だけ彼女の背中が見えた気がしたけれど、やはり全てを重ねることは難しかった。

 

『決めないことに決めた つれづれノート(16)』

『相似と選択 つれづれノート(20)』

『しゅるーんとした花影 つれづれノート(21)』 

 自分の体を好きになりたい つれづれノート(23)』  銀色 夏生

つれづれノート

図書館にあるものを借りてる。20巻あたりから読んでない巻があるなと思ったけど、あれだ、読者からの感想や知人とのメールのやり取りをそのまま載せることが多くなったからだ。あとちょっと教祖みたいになってる。

 

コンビニ人間』 村田 沙耶香

社会の歯車であることを悪とする風潮の中、コンビニで働くことによって自ら社会の部品となることを望み、そしてそれを喜びとする主人公。

読み終わった後、いい話だったと思った。でもそれはさすがにずれている感想な気がする。ただ、朝がいつも通り来て一日が始まる、その流れの中に自分がはみ出ることなく収まっている喜びって少し理解できる気がする。